米テック企業×中国解放軍反習近平と親習近平その違いは? (2022.1.30) No.207


アメリカのテック企業と中国解放軍の関係、反習近平と親習近平の違いは何なんだということについてお送りしたいと思います。
最近アメリカの半導体企業で社長が、社長を台湾人がやっているケースは結構あるんですけれども、その中でもですねどちらも中国にかなり協力をしているのに、よく見たらちょっと毛並みの違う出来事があったので、そのことをみなさんにご紹介をしたいかなと思うんですけれども。

これですねえ昨日ちょっとお話をしたんですが、メタバースですね。メタバースという新しいインターネットWeb 3.0の世界でもですね、浙江財閥系の企業が強いでしょうという話をしました。
久々に出てくるこの図ですね。この青幇のトップ杜月笙の右腕だった焦廷標がファーシンリーファ(華新麗華)っていう台湾大手の電信ケーブルの会社を作り、その息子の焦佑鈞がウィンボンド(Winbond)という会社と、新唐科技(ヌヴォトン)という会社を作って、パナソニックの半導体を買収しました。
実は焦佑鈞というのはですねTSMCの支配者でもあります。なぜTSMCの支配者かと言うと、TSMCが創業される際に焦廷標というのは、台湾のITを牛耳る巨人となってですね。電信ケーブルというのもインフラなんでね、もう税金でガッポガッポ儲かりますから、焦廷標がですねTSMCを支援して、モリスチャンはCEOになりました。創業者としてCEOになりましたが、そもそも焦廷標がですね、台湾政府への工作でモリスチャンを呼べということやらなかったら、モリスチャンは中国人で、台湾で生まれても育ってもいないのに、全然関係ない中国人の彼が台湾に来ることなかったわけですよ。
モリスチャンと言うのは、この焦廷標に頭上がらないわけで、そしてですねこのWSMCという会社が昔あったんですが、その焦佑鈞の実質支配の会社だったんですけど、WSMCとTSMCが株式の交換をしてですね、このTSMCの実質支配権ってゆうのは焦佑鈞が握ることになりましたという関係があってですね。
焦佑鈞はWinbondというちっちゃい会社の社長をやってるだけで、全然名も無き何の力もない奴じゃないのというふうに思われるんですけれども、台湾で彼に逆らう者はほぼいませんね。
その浙江財閥ですね、ソフトバンクも浙江財閥のフロントなんですね。日本企業としての顔を見せるソフトバンクを利用し、中国企業としての顔を見せるアリババを、蔡崇信という人がですねなんと実質支配をしている。なのでソフトバンクの孫さんというのは単なる操り人形、アリババのジャックマーも単なる操り人形で、最近お払い箱にされてですねジャックマーがどうもなんか貧乏くさいという話が、結構中国で出回っています。
蔡崇信はカナダ人、台湾系のカナダ人の大富豪で、アメリカでブラックライブズマターなんかにもお金を出してる人ですね。蔡崇信とお友達のテリーゴウはフォックスコンの創業者で、モリスチャンの嫁さんとは親戚なんですよね。と言う事は蔡崇信、テリーゴウ、モリスチャンは親戚なんです。

蔡崇信の嫁さんというのは台南幇の重鎮の孫娘クララウ。クララウさんを嫁さんにもらってですね、台南幇の仲間達っていうのはジェンスンファン(NVIDIAのCEO)とリサスー(AMDのCEO)も仲間なんですけれども。
こう見ると実は半導体の世界、世界最大手の GPUの会社、アメリカの会社NVIDIAも浙江財閥系、AMDもその親戚。アリババも浙江財閥系、ソフトバンクも浙江財閥系、フォックスコンもシャープも浙江財閥系になり、TSMCも浙江財閥系になり、ファーウェイも浙江財閥系になり、Winbondも浙江財閥、ヌヴォトンも浙江財閥、パナソニックの半導体部門も浙江財閥の傘下に下ってしまったということで、実は半導体を牛耳られたということを昨日の講演会で話をしたんですが、詳しい話をですねまた19日の講演会で同じ、昨日の講演から結構評判が良くてですね、同じ話をもう一度他の人に聞かせたいということで、2月19日の午前中に同じ講演会を開くので、良かったら聞いてない人は来て欲しいんですけれども。

この関係図の中でですね、NVIDIAとAMDを見ると、ジェンスンファン(NVIDIAのCEO)とリサスー(AMDのCEO)がいるのですね。ジェンスンファンはNVIDIAの社長、リサスーはAMDというプロセッサーの社長ですね。NVIDIAは GPUグラフィックプロセッサユニットで世界首位、AMDはプロセッサーの世界でインテルの次くらいかな今ね。そういうアメリカの大企業なんですけれども、両社ともに社長はなぜか台湾人というねそういう状態なんですよ。
そして NVIDIA の社長のジェイソンファンがですね、先日ソフトバンクのARMを買うということで、 NVIDIA がソフトバンクからアーム買収をすると言うね、そのソフトバンクから買収するというディールを中国解放軍が反対をしたっていうのがね、それがNVIDIAがARM買収で頓挫するんじゃないのと言われている原因なんですよ。
ただしAMD はですね、AMDはザイリンクスと呼ばれるFPGAのプログラマブルチップですね、プログラマブルチップの会社を買収したんですが、それは全く中国解放軍は全然その反対も何もしなかったんですよね。

その違いは何なのかということですねちょっと色々と調べていると AMDもNVIDIAもですね同じ浙江財閥系のグループの中に入っているのですが、ジェンスンファンは浙江祖籍なんですよね。リサスーはですねその出自がちょっとねよく分からないっていうかね、祖籍がちょっと分からないんですけれども、解放軍とすごく良好な関係を築いてるんですよ。
それはね New York Times もね、AMD のリサスーが解放軍と関係が深いということを報じているんですが、中国人に聞いてみるとですね、中国解放軍の中ではリサスーの事をスーマーマーと呼んで、スーお母さん、スーママって言うんですね。ところがNVIDIAの社長のジェンスンファンのことは、ファンラオバン、ファンボス、ファン先生みたいなね風に呼んでてですね。リサスーの事はみんなすごく慕ってるんだけど、ジェンスンファンの事はあんまり慕っていない。

その違いは何かというとですね、リサスーはですね中国を強くしたいということで、中国の事を一生懸命に考えているんだけれども、ジェンスンファンはどちらかというと、自分たちの浙江財閥だけが強くなればいいと思っているので、解放軍に協力はしてるんだけれども、リサスーほど献身的ではないということで、こんな NVIDIA なんかにアーム買収されたら、どうなっちゃうか判んねって思って、中国解放軍が反発心を抱いたということを言われてるんですよね。
そういう中国解放軍はですねTSMCのことを利用しているんだけれども、この一年の動向でTSMCがですね、中国が独自の半導体工場をたくさん作って運営する事をかなり妨害してきてるわけですよ。そしてHSMCという武漢弘心と言うね会社があったわけですが、その会社にTSMCから来た社長がやって来たら、HSMCで中国独自の半導体チップの会社の企業秘密だけ持って、SMICに移籍して浙江財閥だけ栄えていると。
他の会社もですね浙江財閥TSMC関連の人たちがやってきて、ビジネスを横取りしたり、あと半導体製造装置の納品を妨害するとか色んな嫌がらせがあって、その解放軍とか中国の習近平派閥に入ってない人達、浙江財閥の外、之江新軍の外側にいる人たちは、なんや習近平なんかおかしいないか。なんか台湾ばっかりお前助けてへんということで、不満を抱いているんですよね。

なので浙江財閥のですね図の中で、私はそのリサスーという人入れてるんですけれども、リサスーはですねNVIDIAのジェンスンファンと親戚関係にあると言われているんですが、リサスーの方がもう少し伝統的な中国共産党の方に近くて、このジェンスンファンの方が浙江財閥青幇により近い関係にあるというですね、ちょっと違う。ちょっと今までの私の見方が甘かったなと思うんですが、どうもこの AMD のリサスーという人、一応そのね浙江財閥を助けているんだけれども、どちらかと言うと伝統的な中国共産党寄りの人であると言うね、そういうことなのかなという風に思いましたと。
そういうなんて言うのかな、中国のね面白いところって、幇(ぱん)という相互扶助会っていうのは幾つも入れるんです。幇という相互扶助会にはいくつも入れるので、誰でも青幇には加入できるんですが、その同郷、同族の仲間達っていうのは、これは生まれが左右するので、自分のお父さん、おじいさんの出生地が関わってくるので、実は後から決められない。そういうルールなんですよね。
そういう観点から言うと、ジェーンスーファンの方が、いま習近平の派閥と呼ばれている之江新軍、浙江財閥にかなりコアの方のメンバーである可能性は高いかなという風に思います。

コメント

非公開コメント

プロフィール

山本 健次

FC2ブログへようこそ!